『ドミノ』 恩田陸
登場人物が多いにも関わらず、
次々に場面がかわるので、「これ誰だったっけ?」と、考える事が多かった。
後半は、だんだん登場人物も理解できたし、みんなが東京駅に集まっていくあたりから
どんどんと読めたけど、
ラストあたりの爆弾コメディ部分は、
「ありえね~ぇ!!(* ̄m ̄)」と笑った。
《内容》
7月のある蒸し暑い午後、営業成績の締め切り日を迎え色めき立つ生命保険会社から、差し入れ買い出しのためにOLが東京駅に向かって走りだす。ここを物語の出発点として、ミュージカルのオーディションを受ける母娘、俳句仲間とのオフ会のため初めて上京した老人、ミステリーの会の幹事長のポストを推理合戦によって決めようとする学生たち、従妹の協力のもと別れ話を成功させようともくろむ青年実業家、訪日中のホラー映画監督など、さまざまな人間が複雑に絡みあうなかで、物語は日本中を揺るがす大事件へと発展していく。